ミントベル&アクアパラソル
紫外線について その2
本格的な夏を迎え、今回は紫外線の話を少し掘り下げてみたいと思います。
肌や髪に影響を与える紫外線にはUVAとUVBがあります。
そのUVA、UVBそれぞれによる影響と紫外線の防御指数であるSPFとPAについてお伝えします。
紫外線による日焼け
UVAによる影響
曇や霧、窓ガラスも透過し、毎日の生活で肌に影響を及ぼすため
「生活紫外線」とも呼ばれています。
UVAの影響により、既存のメラニン色素が酸化されて直後に一時的に黒くなります。その後、メラニン色素が過剰に生成され、肌が黒くなります。
UVBによる影響
海水浴、スキー、ゴルフなどのアウトドアスポーツやレジャーの日焼けの主因となることから「レジャー紫外線」とも呼ばれています。
UVBの影響により、皮膚が赤くなり、炎症を起こしてヒリヒリ痛む、日焼けによる「やけど」の状態です。
その後、メラニン色素が過剰に生成され、肌が黒くなります。
紫外線の防御指標(SPF・PA)
SPF
SPFとはUVB波の防御効果を表す指標です。
SPFは紫外線を浴びた際に発生する肌がヒリヒリ赤くなるような炎症(紅斑、サンバーン)をどの程度抑制できるか(発生時間を何倍に引き伸ばせるか)を表したものです。一般的に直射日光を浴び、紅斑が現れるまでの時間が20分とされており、SPF1=20分として計算されます。例えば、SPF30の日焼け止めクリームを塗った場合、20×30=600分。約10時間程度の日焼け止めの効果が期待できるということになります。
PA
PAとは日本で採用されているUVA波の防御効果を表す指標です。
PAは紫外線照射による皮膚の黒化が起こる原因を防ぎます。日本化粧品工業連合会において、PAは効果レベルに応じ、次の4段階に分けられています。
PA+ UVA防御効果がある
PA++ UVA防御効果がかなりある
PA+++ UVA防御効果が非常にある
PA++++ UVA防御効果が極めて高い
2017年 10月 6日 | カテゴリー: PICK UP MENU